ニュースレター配信サービス比較2026:Substack vs beehiiv vs Ghost(+国内サービス)

2026年7月27日更新: この記事は公式公開情報に基づく比較であり、個人の利用レビューではありません。7月27日に公式ページを再確認し、Ghost(Pro) Starterは年払いで月$18、 有料購読はPublisher(月$29、年払い)からであることを反映しました。beehiiv Scaleは年払いで月$43(年額$517の一括請求)と表示されています。料金、上限、地域別の提供条件は変わるため、契約前に公式ページを確認してください。

公式情報: Substackの有料購読 · beehiivの料金 · Ghostの料金

個人でニュースレターを始めるとき、どのサービスを選ぶかが、これから得る収益のうち手元に残る割合を静かに左右します。2026年にこの分野をリードする3つの名前が SubstackbeehiivGhost です。どれもメールを送り決済を受け取れますが、課金方式と「実際に収益化できるようになる地点」が違い、数年にわたって差を生みます。

本記事は個人発行者の視点で3つを比較します。手数料の仕組み、実際に使える最安プランに何が含まれるか、読者の集め方、誰に向くか。価格は2026年7月時点の公開料金で、プランは頻繁に変わるため契約前に各公式ページで確認してください。日本語のニュースレターなら、国内サービス(note・theLetter)も後半で触れます。

ひと目で比較

SubstackbeehiivGhost
有料購読の手数料10%+Stripe手数料0%(Stripe手数料のみ)0%(Stripe手数料のみ)
無料プラン有料購読が付くまで無料Launch:購読者2,500人まで無料セルフホストのソフト自体は無料
最安の有料プラン月額固定費なしScale 月$49〜(年$43)Ghost(Pro) Starter 月$18(年払い)
最安プランで有料購読を受けられるか可能(それが基本モデル)不可 — Scaleが必要不可 — Publisher(月$29)が必要
内蔵の読者/発見強い(ネットワーク+アプリ)成長ツール(紹介・Boost・広告ネットワーク)弱い — 自分で集客(ただしSEOが強力)
データ所有/セルフホスト不可不可可能(オープンソース)

3つとも海外サービスのため、決済・精算は米ドル(USD)とStripe基準です。国内の読者から日本円で受け取りたい、精算や税務を国内基準で処理したい場合は、後述の国内サービスの方が扱いやすいことがあります。

選ぶ前に理解すべき核心:手数料モデル vs「収益化の下限」

実際のコストは2つの数字で決まりますが、多くの人は片方しか見ません。

  • 手数料率。Substackは有料購読売上の10%をずっと取ります(Stripeの決済手数料2.9%+$0.30は別)。beehiivとGhostは0%で、Stripe手数料だけです。月の購読売上が$2,000なら、その10%=$200が毎月出ていきますが、beehiiv・Ghostなら払わない額です。
  • 収益化の下限。ただし0%はタダという意味ではありません。有料購読を実際に受けるには、beehiivはScale(月$49〜)、GhostはPublisher(月$29)が必要です。各社の最安プラン(beehiiv Launch無料、Ghost Starter $18)では、読者へ課金すること自体ができません

正直な目安はこうです。有料売上が小さいうちはSubstackが最安(小さい売上の10%は月$29〜43の固定費より安い)。有料売上が大きくなるとbeehiivかGhostが有利(増え続ける10%より固定費が安くなる)。分岐点はおおむね、月間購読売上の10%が固定料金を超えるところ、つまり月$290〜430の有料購読あたりです。

Substack — 最も手軽な立ち上げ、内蔵読者

Substackは発行が最速です。月額固定費がなく、設定は数分、内蔵ネットワークとアプリが自分で探さなくても実際の読者を届けてくれます。今日始めて「人はお金を払うか」を試したい書き手には、ほぼすべての障壁を取り除いてくれます。

コストは10%の手数料と限られた所有権です。有料読者が増えるほどその割合が最大の支出項目になり、読者とデザインは自分が完全に管理する場所ではなくSubstackのエコシステム内に置かれます。始めるには最適で、実際の売上が入り始めたら見直す価値があります。

beehiiv — 成長と広告に特化

beehiivは元ニュースレター運営者が作っただけあり、成長ツールが強力です。紹介プログラム、ニュースレター間の有料推薦「Boost」、そして有料読者だけでなく無料読者からも収益を得られる広告ネットワークがあります。無料のLaunchプランが購読者2,500人までカバーするので、支払う前に実際のリストを育てられます。

注意点は、収益化機能(有料購読・広告ネットワーク・Boost)が有料Scaleプランで解放され、月$49から購読者数に応じて上がることです。読者に直接課金するより、広告や紹介で無料読者を収益化する計画なら、3つの中でbeehiivが最も適します。

Ghost — 最大の所有権と手取り

Ghostはオープンソースです。ソフトを自分のサーバーに置いて無料で使う(サーバー代のみ)か、マネージドのGhost(Pro)を使えます。購読手数料は0%、SEOが優れ、メールアーカイブではなく本物のウェブサイトを提供し、データとデザインを完全に管理できます。長期的に手取りと独立性を最適化する本格的な発行者には、Ghostが売上1ドルあたり最も多く残します。

トレードオフは、内蔵の発見ネットワークがなく集客は自分で行う必要があること、そしてメンバーシップ課金にはPublisherプラン(月$29)が要ること($18のStarterには有料購読が含まれない)です。Ghostのメンバー上限は無料・有料の購読者を同じく合算して数える点にも注意してください。

国内サービス:note、theLetter

日本語の読者を対象にするなら、国内サービスも十分検討に値します。noteは記事・有料コンテンツ・メンバーシップを日本語環境と日本円決済で扱える大手プラットフォームで、内蔵の読者基盤も大きいのが強みです。theLetterは個人のニュースレター発行に特化した国内サービスです。利点は明確で、日本語サポート、日本円決済、国内の税務・精算がはるかに扱いやすく、海外SaaSの為替・海外決済手数料の負担がありません。一方でSubstackのようなグローバルな推薦ネットワークやbeehiiv級の広告ネットワークは期待しにくいです。各サービスの料金・手数料・有料購読の可否や精算条件は頻繁に変わるため、選ぶ前に必ず各公式サイトで最新条件を確認してください。

どう選ぶか

  • Substack — 始めたばかりで、設定・固定費をゼロにしたく、内蔵読者が魅力で、まだ有料売上が小さい場合。
  • beehiiv — 無料読者を広告・紹介・Boostで収益化するのが成長戦略で、強力なリスト成長ツールが欲しい場合。
  • Ghost — すべてを所有し、0%手数料と強いSEOを望み、集客を自分で行う覚悟があり、多少の設定(特にセルフホスト)を許容できる場合。
  • note・theLetter — 日本語の読者中心で、日本円決済・国内精算・日本語サポートが重要な場合。

始める前のチェックリスト

  • 6〜12か月後の有料購読売上を見積もり、その水準でSubstackの10% vs beehiiv・Ghostの固定費を比較する。
  • 実際に読者へ課金できる最安プランがどれかを確認する — 入口価格とは違うことが多い。
  • 読者の集め方を決める:内蔵ネットワーク(Substack)、成長ツール(beehiiv)、自前のSEO・集客(Ghost)。
  • 日本語の読者・日本円決済が要なら、note・theLetterも一緒に見積もる。
  • 後でデータや読者をエクスポートする必要が出るかもしれないので確認する — セルフホスト可能なのはGhostだけ。

絶対的な勝者はありません。有料購読で稼ぐか、広告で稼ぐか、完全に所有するサイトで稼ぐか、そして売上がどこまで大きくなるかで正解は変わります。最初の100人の購読者に合うモデルで始め、採算が逆転したら移行できることも覚えておきましょう。

価格およびプランの上限は2026年7月時点のもので、変更されている可能性があります。契約前に各社の公式料金ページで必ず確認してください。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。詳しくはアフィリエイト開示をご覧ください。

類似投稿

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です